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【第4回】江戸はサステナブル社会だった?

街中をあらゆる分野の修理業者が歩き回り

多種多様な買い取り業者が軒を連ね

レンタルやシェア事業も多数経営されていた江戸。

「もったいない」の精神で資源を大切に使いまわし、

ゴミになるモノが少なかった江戸の町は

大都市でありながらゴミひとつ落ちていない綺麗な街だった、と

当時江戸を訪れた外国人が驚き、記録に残したほどでした。

 

トイレが共同の長屋に複数の家族が住まい

服はシーズンごとに縫い直し温度調整をする。

傷んだ服は継ぎ接ぎで直し、子供服へと変わり

最後にはおしめや雑巾として使われる。

 

物が壊れても修理して極限まで使い切り最終的にはリサイクルされる。

損料屋という今で言うところのレンタルショップがたくさんあって

生活用品から冠婚葬祭などたまにしか使わない物まで多くの物を

レンタルやシェアで賄っていました。

 

便利な物も増え、大量生産大量消費が当たり前

なんでも手軽に手に入ってしまう現代では忘れられがちですが

日本人が昔から持っている「もったいない」の精神を思い出し

モノを無駄にせず大切に使うことを皆さんひとりひとりが改めて意識することで

自身の節約にも環境保全にも繋がる日本型のSDGs実現に繋がるのではないでしょうか。